夜は、待っている。
作品紹介・あらすじ
糸井重里が、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のトップページに書いた1年間ぶんの原稿。そして、1年間の全ツイート。
そのなかから、心にのこることばだけを抜き出して、並べ直して、本にする。
それが、「小さいことば」シリーズです。
2011年は、誰にとってもたいへんな年でした。
3月11日に起こった東日本大震災のあと、糸井重里のことばも変化せざるを得ませんでした。
これまで深く意識しなかった多くのことと向き合い、「光の射す方向へ」向かって、祈るようにつむがれた数々のことばは、かつてのシリーズにはなかった種類のものです。
とはいえ、ただ深刻なことばが続いている、というようなことではありません。あたたかいことばや、スッとしみこんでくる喜びの表現、新しい発見や瑞々しい覚え書きなど、「あの日」から派生したさまざまなことがこの本には、ぎっしり詰まっています。
今年も、自信をもってお届けできます。
どうぞ、あなたの本棚の、よい場所に。